ジュゴンの家・日誌
「ジュゴンの家」の賛助会員、募集中
「ジュゴンの家」は沖縄・名護にあるリサイクルショップです!!お店を開けつつ、「基地建設をとめたい!!」という思いで、日々行動しています。
「ジュゴンの家」では「ジュゴンの家」を支えてくださる賛助会員を募集しています。
「力になろう!」という皆さま!!
ぜひ、賛助会員になってください!!よろしくお願いします!
会員申し込みは・・・FAXまたはメールでお知らせください。
  住    所 沖縄県名護市城2-13-2
  電話&FAX 0980−54−2948 
   e−mail   dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp
会費・・・月1000円、年10.000円となります
同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで

よろしくお願いいたします
  じゅごんの家へのメールはコチラ!!→→ 


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4月@


参加者募集!!!
基地建設阻止行動およびテントで座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
基地建設阻止行動のための緊急カンパのお願い!!
 辺野古では日米政府が「沿岸案」を合意し、座り込みはまだまだ続いています。。今後も基地建設を止めるには多大な資金が必要になると予想されます。全国の皆さんにカンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古での基地建設阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611  西 陽子 

「名護街宣大作戦!」のお知らせ

 名護市民は辺野古に注目しています。でも、なかなか現場に来ることができない、きっかけがつかめないという人達のために、辺野古の現場でおこっていること、今、名護市の全体の力が必要だということ伝えに名護市街へ出て行きませんか?

☆飛び入り大歓迎!!

     一緒にビラまきをしたい人を募集しています。

 私たちは毎週土曜日、海上行動隊、海人のマイクアピールや
 ビラまき、写真の展示などを行います。皆さんもぜひご一緒に
 参加してください!!

☆作戦決行日:毎週土曜(雨天中止)
      14:
30 じゅごんの家集合!!(名護市城2−13−2)
      15:00 為又・
「洋服の青山」前で街宣開始!
      

重要。転載歓迎!!4/28辺野古テント村座り込み3周年行事
(全国への呼びかけなど最新の物は随時更新・しばしお待ちを)

題名↓
「新基地建設阻止・違法な事前調査を絶対に許すな!・座り込み3周年」
□V字型沿岸案反対のために家族で参加しましょう!
□キャンプ・シュワブ「人間の鎖」「海上行動」で包囲しよう!!


↑↑05年12月23日「市民投票8周年海上デモ」の写真。

↑↑05年5月15日「普天間包囲行動」の写真。
■とき:4/28(土)午後2時〜3時
■ところ:キャンプ・シュワブ

■実施要綱後、現況調査の進歩状況では多面的な行動有り。

○関連行事「辺戸岬集会」(キャンプ・シュワブ包囲行動後)
○連鎖行動「嘉手納包囲」(5/13)

■主催:ヘリ基地反対協議会

・V字型沿岸案建設は絶対に許されない!県内外すべての皆さんの結集を!!

 政府は再び環境影響評価法違反の現況調査に着手しようと動き出している。
 アセス法の調査ではサンゴの産卵調査ができないと、違法をみとめる確信犯を承知で全面的にアセス前調査に乗り出した。
 那覇防衛施設局の事前調査は環境アセスメント法逸脱である。
 東村ヘリパッド自主アセスに住民は「われわれは生き物以下か」と言われた。
 那覇防衛施設局が進めようとしている事前調査はヘリパッド以上に悪いものだ。
 V字型が悪魔の要塞基地といわれるのは自然と人間を無視した基地であり、侵略基地だからである。
 人間の住む「美ら島」「美ら海」に新基地は要らない。

人間の鎖への結集を呼びかけます!
勝利を我らに!!





4月7日(金)
座り込み1084日目。〜土曜日浜集会〜
座り込み1084日目です。さぶいー。 浜掃除をした後にテント村に集まって、報告や議論。 マサコさんから藻場調査の話し。
当山さんからは4/11の勉強会への参加の呼びかけ。 寒いので火鉢を焚いています。
←晋君のお弁当。今日はファミリースーパーキヨタで買いました。

→あるふぁさんが大湿帯で育てたらっきょ!塩水で軽く漬けました。うまし!
皆でお昼ご飯。COCOは全員の下を回ってご飯をおねだりしていました。 ゴミ掃除。毎日欠かさず分別しています。 カヨウのおじぃがお昼頃に来ました。憲法記念日に行われる憲法集会で発言者で呼ばれているおじぃ。自分が話す内容を熱く語っています。
ナコガイセン★ダイサクセン!!
久方ぶりにナゴカイセンをやりました!待ってくださっていた皆さん!お待たせしました!
懐かしのビラレンジャー(06年3・5)のポーズ。
街宣機をセットして。 よし!やるぞー!
今日はオスプレイ配備についてとこれからはじまろうとしているアセス法を無視した先行調査(V字型案着工)を阻止するために支援と協力の呼びかけ。 久しぶりですが、ビラのはけがすごくよく、1時間も経たずに全てのビラがはけちゃいました。 まちゃさんも一緒に!

琉球新報

辺野古V字案合意から1年 国と地元、溝なお深く

 在日米軍再編による普天間飛行場移設をめぐる2本のV字形滑走路の新移設案について、島袋吉和名護市長と額賀福志郎防衛庁長官(当時)が基本合意してから7日で1年が経過した。政府はこの案を基本に普天間移設を進めようとしているが、稲嶺恵一前知事から県政を受け継いだ仲井真弘多知事は現行V字案は認められないとし、名護市とともに修正を求めている。
 政府は名護市との基本合意を携えて米側と協議し、2006年5月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、1800メートルの2本のV字滑走路を持つ政府移設案で合意。だがその直後から、1500メートルを求める名護市と認識がずれたまま今に至っている。代替施設については、これまで政府が「知らない」としてきた海兵隊次期主力機の垂直離着陸機MV22オスプレイの配備が、1996年当時から計画されていたことも明らかになり、政府の姿勢に疑念も広がっている。

(4/7 10:10)

沖縄タイムス
市民200人、抗議集会/「集団自決」修正
「軍命 確かに聞いた」
 二〇〇八年度から使用される高校歴史教科書の検定で、沖縄戦の「集団自決」に日本軍が関与したことを表す記述を文部科学省が削除させたことについて、県内の市民団体が六日、那覇市古島の教育福祉会館で緊急抗議集会を開いた。「集団自決」の生き残りの参加者は「(日本)軍の命令を確かに聞いた」と証言。軍の関与を否定した検定に対し「はらわたが煮えくり返る思いだ」と怒りをあらわにした。約二百人の参加者からは「声を上げなければ、沖縄戦の実相がゆがめられるばかりだ」など、危機感を訴える声が相次いだ。

 渡嘉敷島の「集団自決」で生き残った女性(83)は、日本軍が各家庭の男性に手りゅう弾を配り、日本軍の命令で島民が集合させられて「自決」を強いられたことなど、当時の状況を詳しく証言した。

 「手りゅう弾で死ねなかった人たちはカミソリで切りつけ合っていました。軍の命令だから集合するように、と確かに聞いたんです。誰も死ぬことなんか望んでいなかった」。女性は切

々と当時を振り返り、「教科書の書き換えを許してはいけない。沖縄戦を子孫に語り継がなくてはいけない」と訴えた。

 本島中部の高校教諭の男性(55)は「日本軍の強制は明らかなのに、事実がこれほど簡単にねじ曲げられてしまう現状は怖い。戦場にされた沖縄から声を上げなければ、数の暴力に押し流されてしまうばかりだ」と危機感をあらわにした。

 集会は「沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会」(高嶋伸欣・福地曠昭共同代表)が主催。「沖縄戦の実相をゆがめ、戦争の本質を隠蔽する暴挙は許せない」とし、検定の修正指示撤回を求めるアピールを採択した。

識者「歪曲」加速を懸念

 高嶋伸欣琉球大学教授は「いま声を上げなければ、次は沖縄戦の住民虐殺の否定にもつながりかねない」と懸念。「現場の教員は教科書問題自体を教材に取り上げ、子どもたちに考えさせるなどの工夫も必要だ」と強調した。

 山口剛史琉大准教授は、大阪地裁で元軍人らが岩波書店などを訴えている「集団自決訴訟」について、「原告が検定を利用して(勝訴)判決を勝ち取ろうとするのは問題だ」と影響を危惧。裁判の行方を注視するよう呼び掛けた。




4月6日(水)
座り込み1083日目。
←昼食を狙うCOCO。その視線の先には。

→晋君のお弁当。
つい最近できた辺野古のかわいい喫茶店がお弁当も始めました。早速、挑戦する金井さん。 ペンネのいかすみとおいしいサラダ。 こんな煎餅があるんだ!差し入れで来ました。その名も「みことば煎餅」。
キリスト教会っててっきりクッキーとかだと思っていた。それは偏見かな?そのミスマッチがgoo!
←「みことば煎餅」名前の通り。ちゃんと一枚、一枚言葉が書かれていました。






4月5日(木)
座り込み1082日目。
今日は座り込み1082日目!
パソコンが不調でした。長いコト日誌を更新出来なくてすみません!
3日前まで暖かかったのに肌寒い今日この頃。お日様でてこーい!
朝のテントは静かです。 COCOは相変らず元気にやっています!
毎日卵も産んでます。テント村に来る人達も「COCO元気ね〜?」と聞きに来ます。ダンダン人気者になってきてる。
4/11(水)緊急学習会パート2!!

題名:辺野古「事前調査」はアセス法の否定だ!
見えにくいので詳しくは下記↓↓。
今日の村長の安次富さんと平良夏芽さん。 晋君の今日のお昼ご飯。昨日の余り物。節約、節約(←心の声)。
タイムス・新報、各紙面のトップ。
「オスプレイ配備を明記」!!必見!
詳しくは下記↓↓
←のことでマスコミ各社が取材に来ました。 こちらはQABに答える安次富さん。
4/11(水)緊急学習会パート2!!
辺野古「事前調査」はアセス法の否定だ!

□学習内容:

1・「第2回普天間飛行場の移設に係る措置に関する協議会概要議事録」に対する意見書(2月19日付)
講師:安部真里子(沖縄リーフチェック研究会代表)


2・普天間飛行場代替施設建設計画の現況〜「事前調査」は単なる手続き違反ではない!!

3・討論

□とき・ところ:

とき:4/11(水)午後6時30分〜

ところ:教育福祉会館(2階ホール)


□主催:沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団

連絡先:090-1946-3181(川満) 090-3255-2153(平良)
重要。転載歓迎!!

4/28辺野古テント村座り込み3周年行事
(全国への呼びかけなど最新の物は随時更新・しばしお待ちを)

「さぁ!3度目の闘いは始まった!!辺野古と共に立ち上がろう!!」

題名↓
「新基地建設阻止・違法な事前調査を絶対に許すな!・座り込み3周年」

□V字型沿岸案反対のために家族で参加しましょう!
□キャンプ・シュワブ「人間の鎖」「海上行動」で包囲しよう!!


↑↑05年12月23日「市民投票8周年海上デモ」の写真。

↑↑05年5月15日「普天間包囲行動」の写真。

■とき:4/28(土)午後2時〜3時
■ところ:キャンプ・シュワブ

■実施要綱後、現況調査の進歩状況では多面的な行動有り。

○関連行事「辺戸岬集会」(キャンプ・シュワブ包囲行動後)
○連鎖行動「嘉手納包囲」(5/13)

■主催:ヘリ基地反対協議会

・V字型沿岸案建設は絶対に許されない!県内外すべての皆さんの結集を!!

 政府は再び環境影響評価法違反の現況調査に着手しようと動き出している。
 アセス法の調査ではサンゴの産卵調査ができないと、違法をみとめる確信犯を承知で全面的にアセス前調査に乗り出した。
 那覇防衛施設局の事前調査は環境アセスメント法逸脱である。
 東村ヘリパッド自主アセスに住民は「われわれは生き物以下か」と言われた。
 那覇防衛施設局が進めようとしている事前調査はヘリパッド以上に悪いものだ。
 V字型が悪魔の要塞基地といわれるのは自然と人間を無視した基地であり、侵略基地だからである。
 人間の住む「美ら島」「美ら海」に新基地は要らない。

人間の鎖への結集を呼びかけます!
勝利を我らに!!


沖縄タイムス
「やはり政府はうそを」オスプレイ配備隠し
 政府は、やはりうそをついていた―。普天間代替施設へのMV22オスプレイ配備計画を政府が隠していたことが四日明らかになり、移設先の名護市の市民団体などから怒りの声が噴出した。「事実を認めるべきだ」「計画を白紙に戻せ」。ヘリパッドが集落近くに移設される東村の住民にも、不安は広がった。一方、名護市は「事実を確認してから」と慎重な姿勢を見せた。

 移設先の大浦湾に面した名護市東海岸に住む沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団の東恩納琢磨団長。「国はこれまで市民や県民をだまし続けてきた。闇から闇に葬り去ることは許されず、国は事実を認めるべきだ」と激しく批判した。

 オスプレイに対する住民の不安を訴え、「これまでの説明と違うのだから、住民や自治体への説明からやり直すべきだ。今の状態で事前調査を強行すべきではない」と、国の現況調査の中止を求めた。

 ヘリ基地反対協議会の大西照雄共同代表は「国の秘密主義、やりたい放題は許されない。県民はだまされてはいけない」と強調した。

 政府は一九九七年の名護市民投票以来、「具体的な配備計画は承知していない」と繰り返してきた。SACO合意を究明する県民会議の真喜志好一さんは「オスプレイには力学上の根本的な矛盾がある。政府自身がその危険を認識したからこそ、情報を隠してきた。沖縄を植民地扱いしている」と憤った。

 沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「日米両政府は基地さえ造ってしまえば、何でも持ってこられると考えている。オスプレイ配備の事前合意が明らかになり、反対運動はさらに強まる」と警告した。

 「事実なら大変なことだ」。北部訓練場の一部返還に伴いヘリパッドが移設される東村高江の仲嶺武夫区長は、不安を募らせる。「訓練が普天間代替施設と連動されることは明らかだ。政府が情報を隠しているなら、国民をだますやり方で許せない」と批判した。

 一方、名護市の幹部は「初めて聞く話だ。ただ、(SACO合意からオスプレイの文言が)最終的に削除されたということは、配備が合意に至っていないということではないか。詳しいことは事実関係を確認してからでないと答えられない」と述べるにとどめた。

[視点]
県民脅かす卑屈な交渉

 オスプレイ配備計画をめぐる交渉過程で浮かび上がったのは、政府の卑屈な態度だ。復帰をめぐる密約から普天間移設まで、対外的に説明できない米国との約束が積み上がり、県民の安全を脅かし続けている。

 共同通信が入手した文書によると、米側さえ配備計画の公表を求めたにもかかわらず、政府はそれを押しとどめ、国民にも背を向けた。

 現行案のV字形滑走路でも、米側は「双方向からの着陸はあり得ると伝えた」と明らかにしたが、政府は「乗員の生命にかかわる場合だけ」と限定して説明し、問題をうやむやにしている。

 政府が米側の要望を丸のみし、説明責任を回避し続ける限り、普天間移設や日米安保体制に対する県民の信頼は失われるばかりだ。

 代替施設の完成時にオスプレイが配備されるのは、もはや明らかだ。政府が本当に移設を「負担軽減の最善策」と信じるなら、非を認めた上で、情報を開示することは無理な注文ではない。「密約」が次々に米側文書で明らかになるような政府の姿勢を許し続けるのかどうか、国民の側も問われている。(社会部・阿部岳)


琉球新報

「普天間」解決手法に差 宜野湾市長選

 【宜野湾】22日投開票の宜野湾市長選挙を前に、現職の伊波洋一氏(55)=無所属、社民、社大、共産、民主推薦=と新人の前市教育部長・外間伸儀氏(59)=無所属、自民、公明推薦=による立候補予定者の公開討論会(主催・宜野湾青年会議所、日本青年会議所沖縄ブロック協議会)が4日夜、宜野湾市民会館で開かれた。
 普天間飛行場の危険除去と返還について伊波氏は「普天間の部隊をグアムに移させることが肝心。そのため日米両政府に訴え続ける」、外間氏は「国、県と一体となって取り組む。市の持つ騒音データや米軍の運用実態を分析して有効策を取る」と、それぞれ主張した。
 経済振興では伊波氏が入札制度改革で生まれた入札差額を活用している実績を挙げ「西海岸への企業誘致で観光客50万人を目指す」としたのに対し、外間氏は他市に比べ宜野湾市の公共工事額が少ないことを指摘し「国の高率補助を使い、普天満宮周辺整備など公共工事を進める」と述べた。
 子育て支援では、伊波氏が小学校6年生までの入院費無料化を打ち出したのに対し、外間氏は大山小学校の分離新設、嘉数小学校改築など教育環境を整備すると訴えた。

(4/5 9:33)




4月4日(水)
琉球朝日放送 4月4日(水)

検証 動かぬ基地Vol.72 「普天間」移設に苦しむ人々

News Photo

名護市の辺野古海域に建設予定のV字型滑走路の基地計画に対しては沖縄県は難色を示しています。このため、国は県の理解を得て環境アセスの手続きに入るより先に「事前の環境調査」という名目で現地の調査に着手する考えです。

この「事前調査」については県も認める方向で、6月からまた辺野古海域が騒がしくなりそうです。この間ずっと基地反対運動の中心的存在であった地元のお年寄りの話を改めて聞きました。

朝6時。名護市瀬嵩の大城ツルさんの台所は香ばしいにおいに包まれていました。毎週土曜と日曜は朝市があり、ツルさんはその中心メンバーです。ツルさんの天ぷら、もち、特にソーメンチャンプルーはすぐに完売だとか。

ツルさん「手を洗っているからきれいだ。うふふ」

10年前、この瀬嵩集落はほとんどが基地建設に反対でしたが、今は少数派になってしまいました。どうせ建設されるなら見返りを要求すべきだ。そんな声に押されています。

ツルさん「サッシも二重に(防音)してやるとかなんとか言いよった。やらなくていいから、こっちにこれ(基地)をつくらさないほうがいい。家も立派にすると言うんだが、ううん。できない」

ラジオを自転車に積んで出発。今年86歳になるツルさん、颯爽とペダルを踏みます。

親友の美佐子さんは、近隣の嘉陽集落から通ってきます。美佐子さんの持ってくる卵や野菜も、この朝市の人気商品です。

比嘉美佐子さん「(Q:この朝市はいつから?)7年前から。朝市を作ったら、みんな集まって、地域の活性化になるかと思って作ったけど、賛成派の人は一人も協力しないのよね。全部ここに来ている人、みんな反対の人がやっている」

辺野古より北の集落は、基地の受け入れを問う名護市民投票のころ「二見以北10区の会」を立ち上げ、活発に反対運動を展開してきました。しかし、今度のV字案では、瀬嵩も嘉陽も、前以上に被害を受ける地域になります。あれだけ反対したのに、という無力感もあります。

美佐子さん「うちなんか東京へも行ったのよ。この10区から代表で。タライをもって運動したんですよ。自分たちは勝てると、みんな協力してくれると思って。一生懸命やったけど、それが(名護市長選で)負けたもんだから、みんな落胆しているの。ほとんどの人がね。本当は反対かも知らんけど、その意思表示を出し切れないの。うちらはもう、最初からずっと反対。絶対に死んでもだまされないという心があるのよね」

先週、防衛施設局は「事前調査」の許可を得る「公有財産使用協議書」を県に提出。環境アセスには同意していない県も認める方針で、6月にも辺野古海域の現況調査に着手します。しかし、これでは「事前調査」名目で強行したボーリング調査の二の舞だと反発も出ています。

城間さん「アセス法に基づいて進めるべきなのに、そのアセス法さえ無視して進められる。これは二重、三重に沖縄県民を踏みにじっていくもの」

東恩納文子さんはどうやったら基地建設を止められるか。それを考えると、夜もなかなか寝付けないと話します。

東恩納文子さん「みんながね、あんなに必死になっているのに、どうしたらいいなかあと。年寄りはね、死んでも(反対で頑張る人を)助けたい。生きてても役にはたたんから。こんなにまでアメリカーにされると思ったら・・・。情けない」

名護市辺野古。国立高専に、新しい公民館も完成し、この10年ですっかり眺めも変わりました。年月が流れ、基地と共存する覚悟を決めた住民も多い中で、反対を訴えるのは年々きつくなっています。それでもこの10年、変わらずに基地は嫌だと頑張ってきた方々もいます。

島袋文子さん「嫌がらせもたくさん受けたけど、それは痛くもないし痒くもない。しかし、本当にそこにヘリポートを作っていいことがあるか?子々孫々にまで苦しみを与えるんだよ」

小禄信子さん「みんなが一緒になれば、こんな思いをしないでいいんだけどね。お金が絡んでいるかねー、と不思議でならないです」

島袋文子さん「行政委員だけが地元の住民だけじゃないわけ。『地元住民は賛成しています』って、誰もしてないです。嫌だと言ってる人もいるんだから。人間は生きるのも一回、死ぬのも一回だからさ。その覚悟でやらんと。ウチナーンチュの根性はどこに行った、と思うわけ。昔のウチナーンチュは、コザ暴動ね、あれは一人の人間が車をひっくり返して、そしたら立ってる人がみんなワッセワッセとやったんだから。あの勢いがあれば、あんなヘリポートなんて作らすもんね?」

この10年、国からの圧力も、県や市の政治決定をも跳ね返してきた住民運動。しかし、今回政府はグアムへの移転など、負担軽減策や補助金と絡めて基地建設を迫っています。沖縄県知事も同意する初めてのアメリカ軍基地がついに着工されるのかどうか。辺野古の基地建設は今、正念場を迎えています。




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 沖縄・名護・辺野古の美しい海を埋め立て作ろうとしている新しい軍事基地建設を止めさせるために、おばぁたちが座り込みをはじめてから8年と600日以上。その怒りを正面からうけとめもせずに国は、ムリヤリ、かなりボーリョク的に着手し、調査のために建てられた5コのやぐらは、すでに海中のサンゴをふみくだいている。日本の各地で、世界で、この基地を作ることに対し、抗議の声がうずまいているとゆーのに。

 今、辺野古では、陸上での座り込み、海上・海底でのカヌーや船を使った阻止行動がつづけられており、那覇、大阪、京都、名古屋、東京では座り込みなどで辺野古のことを訴える活動が広まっている。これらを通じて辺野古を知り、これをじぶんの問題として重くうけとめた若者たちが辺野古にあつまり「カヌー隊」として活躍しはじめているところだ。

 弟のシュウは、船の免許をとり、「阻止船」を操縦している。巨大な作業船が辺野古に現れた日、通らせまいと、台船の進路に立ちはだかったが、台船は停まらず、シュウの船は何十倍もの大きさのその船に突撃、間一髪転ぷくはまぬがれたという。数年まえまでいわゆる「不登校」だった弟は、幸運なきっかけを得て、沖縄に行き、沖縄のかかえる問題を知り、辺野古のおばぁ達に出会った。おばぁ達に、学校では教えてくれないいくつものことをおそわり、「戦(いくさ)やならん、命どぅ宝(ぬちどぅたから)」とおそわった。これ以上、おばぁたちに、基地を苦しみを座り込むことをおしつけたくない、たった1人になってもここに立って止めよう、命をはってでも、と決めた。しかし、台船にぶつかる瞬間、シュウの頭をよぎったのは「かならず、生きぬいて帰ってきなさい、なにがあっても」という、おばぁのコトバと、大切な人たちの顔の走馬灯。死ぬわけにはいかない。なにがあっても生きていること、それ以上に価値あるものはない。おばぁの言葉の意味すること。弟の死がもたらす悲しみは、おばぁたちをも殺しかねないのだ。

 恋人のユウスケは、カヌー隊で、海上でのすわりこみをするため、名護でくらしている。ある日、仕事をやめ、彼は「辺野古に行こうと思う」と言った。それは、唐突ではあるがまるで必然のようだった。生活=お金のための生活をやめて、イメージに近いほうを選ぼうとしていたユウスケ。辺野古のことは知っていた。基地ができれば、もちろん自然はこわされ、それ以上に人がたくさん死ぬ。ねがいは、ただ、「幸せになること」。だからこそ、目の前に見えている脅威を見てみぬふりをして自分を偽ることはできない。ほんとうに幸せになりたいから、止めに行く。それが、ユウスケのイメージだ。ものすごくシンプルに、「好きな人を失いたくない、悲しませたくない」から、この不穏な世の中の流れを止めるために動く、その中でいま1番焦点になっているのが辺野古だったのである。

 カズマサ君は、仕事をやめてから、地元・名古屋と辺野古を行き来し、名古屋では街頭アピールなどで広め、辺野古では、はげしく船酔いしながらも必死で阻止行動をしている。

 サチコは施設局側の作業員との攻防で1度、指を3cmきり、流血したが、今日も笑顔で海に出て行き、カヌーをこいでいる。

 彼らは全員20歳代だ。若いからと言って失うものがないわけではない。仕事も、恋人もギセイにしてきている。
家族や友人の理解が必ずしも得られるわけではない。経済基盤も保障ももちろんない。
彼らはなにも好き好んで「たたかい」に来ているのではない。それぞれの意志で来ているのは確かだが、闘いたくて
闘っているわけではないのだ。ほんとうなら、好きな人と好きな場所で心おだやかに暮らしたい。
世の中が本当に平和なら、やりたいことは他にもっとある。
 それでもかれらが辺野古に来るのはなぜか。
 どうしても、今止めなければならないから。
 人の命をなんとも思わない人々がゆるせないから。
 命が大切と言うことだけは、どーしてもゆずれないから。

 私自身は東京で店を持ち、そこから発信していくために東京でやることに決めたため、辺野古には行けない。
先日も顔を蹴られるなどの暴行をカヌー隊メンバーが作業員から暴行を受けたとの報道があった。
東京で、はなれた場所でそのようなニュースを耳にすると、怒りとかやりきれなさが体中をうずまいて
いてもたってもいられない気持ちになります。今すぐにでも辺野古に行きたい。
 ケガさせられたり、あるは殺されたり、捕まったり。自分の大切な人がそんな目に、いつ合わされるか分からない状況
の中で、日常をおくらなければならないのが辛い。はなれていて手と足もだせない、叫んでも届かないのが辛い。
 ものすごく個人的な話ではある。
でも、自分の大切な人のいのちが大切なのは、誰でもあてはまるはずである。
自分の周りの人を大切に思うことと、戦争をなくそうと思うことは同じことだ。
大切な人が死んだらイヤだ。だから 戦争はやめよう、基地はいらない。
足りないのは、あと少しの想像力。イラクやアフガニスタンで、パレスチナで、亡くなった人々の周りの気持ち。
周りの人々のきもち。悲しくないわけがない。怒りがわいてこないわけがない。

 もう一度 問いかけます。辺野古の若者たちの「命を守るたたかい」にあなたは何を思いますか。 
 私たちは、辺野古で闘う若者たちの友人・知人・家族として、彼らの生活を支えるためのカンパを訴えます。
彼らが心置きなく行動するためには、1人・1ヶ月の生活資金・5万円ぐらいかかります。5万円×5〜6人を毎月作りたいと思っています。

 東京の「街」では、できるだけ多く地域の人たちが参加してくれるために「100円カンパ」を始めました。
 家族会も結成されました。

 ご協力をよろしくお願いいたします。
 太田武二(命どぅ宝ネットワーク)、ヨッシー(友人)、佐竹周一(友人)、中馬由紀子(友人)、中野高(友人)、富田直子・剛・翔子(家族会)、赤羽則子(家族会代表)、ハネやん(家族会)、末木(家族会)、
1/15 現在
郵便局 10020−84023361
赤羽 則子