ジュゴンの家・日誌
「ジュゴンの家」の賛助会員、募集中
「ジュゴンの家」は沖縄・名護にあるリサイクルショップです!!お店を開けつつ、「基地建設をとめたい!!」という思いで、日々行動しています。
「ジュゴンの家」では「ジュゴンの家」を支えてくださる賛助会員を募集しています。
「力になろう!」という皆さま!!
ぜひ、賛助会員になってください!!よろしくお願いします!
会員申し込みは・・・FAXまたはメールでお知らせください。
  住    所 沖縄県名護市城2-13-2
  電話&FAX 0980−54−2948 
   e−mail   dugonghouse_in_okinawa@yahoo.co.jp
会費・・・月1000円、年10.000円となります
同基金への協力は 
●琉球銀行 普通口座 名護支店
 口 座 番 号   23−130
 口 座 名  西 陽子 まで

よろしくお願いいたします
  じゅごんの家へのメールはコチラ!!→→ 


2月Gへ 日誌indexに戻る 3月Aへ



3月@


参加者募集!!!
基地建設阻止行動およびテントで座り込みする人が必要です!!!
少ない時間でも、行動できる人は集まってください!!
あなたが行動することで現場の状況は変わる・・・・!!
どうか、よろしくお願いします!!
辺野古に来てください!!!
基地建設阻止行動のための緊急カンパのお願い!!
 辺野古では日米政府が「沿岸案」を合意し、座り込みはまだまだ続いています。。今後も基地建設を止めるには多大な資金が必要になると予想されます。全国の皆さんにカンパをお願いしたいと思います。皆さん応援をよろしくお願いします!!

 カンパを振り込まれる際は、下記の口座にお願いします。(このカンパのお願いは「ジュゴンの家」が、「命を守る会」を応援する気持ちで独自でやっています。振り込まれたお金は、辺野古での基地建設阻止行動のために使われます。)
●郵便局 17040−14225611  西 陽子 

「名護街宣大作戦!」のお知らせ

 名護市民は辺野古に注目しています。でも、なかなか現場に来ることができない、きっかけがつかめないという人達のために、辺野古の現場でおこっていること、今、名護市の全体の力が必要だということ伝えに名護市街へ出て行きませんか?


                        

☆飛び入り大歓迎!!

     一緒にビラまきをしたい人を募集しています。

 私たちは毎週土曜日、海上行動隊、海人のマイクアピールや
 ビラまき、写真の展示などを行います。皆さんもぜひご一緒に
 参加してください!!


☆作戦決行日:毎週土曜(雨天中止)
      14:
30 じゅごんの家集合!!(名護市城2−13−2)
      15:00 為又・
「洋服の青山」前で街宣開始!
      

3月5日(月)
じゅごんの家日誌
本日は、久しぶりにジュゴンの家の様子をリアルにお伝えいたします! 今日の沖縄はとっても寒かった〜。
つめたーい風がぴゅーぴゅー吹いてました。
真っ赤なハイビスカス。
(お隣の花だけど・・・)
店内では、服の仕分けに張り切る姉御。
「へいらっしゃい!!」
東京の方からたくさんのリンゴジュースが届きました。ありがとうございます! がぁーーー。
リンゴ!!
しょうちゃんから、ハーブティーをもらいました!ミントが入ってて、あっさりと飲めました。ありがとう! まちゃさんに、超ビックチョコをもらって、びっくりなキムにー。 ジュゴン作り工房 IN じゅごんの家
オープン!
せっせとジュゴン製造中。
北海道から、ササキさんとカミヤさん。辺野古の帰りに寄ってくれました!
たまーにジュゴンの家日誌も見てくれているそうです!(これからはしょっちゅう見てくだサイね。)
お客さんが見せてくれた昔の切手。
1950年代の復帰前のもので、「琉球郵便」って書いてある。
値段が3セント。って何円だろう??
サオリの夕飯は、中華とパン。
卵スープが、我ながら天才的においしく出来て5杯くらいおかわりしました。
沖縄タイムス
2007年3月5日(月) 朝刊 2面
県、過去最悪11・9%/完全失業率
 二〇〇五年国勢調査の第二次基本集計結果によると、県の完全失業率は11・9%で前回調査(二〇〇〇年)から2・5ポイント上昇し、過去最悪となったことが分かった。

 全国平均の6%と比較しても約二倍の高水準。年齢別では十五―十九歳33・2%、二十―二十四歳21・7%、二十五―二十九歳14・3%となっており、若年者の失業率は高い傾向が見られる。

 同調査によると、労働力人口は六十三万五千八百四十九人で、前回調査より約二万三千人、就業者数は五十六万四百七十七人で同約五千人それぞれ増加。就業者数は増えているものの、労働力人口の伸び率が上回ったため、失業率の改善に結び付いていない。

 完全失業者は七万五千三百七十二人で同約一万八千人増えた。

 市町村別では、失業率が最も高いのは知念村の19・1%で、嘉手納町(17・5%)、本部町(15・6%)が続いている。一方、最も失業率が低いのは北大東村の2・1%だった。

 同調査と同時期に行われた労働力調査(〇五年九月)の完全失業率は8・9%で、国勢調査の数値が3ポイント高い。

 国勢調査は五年に一度すべての人を対象に、年齢、就業状態などを調べる。

 一方、労働力調査はサンプル調査で行われている。

 県観光商工部は「労働力調査は毎月の調査で同一世帯を二カ月連続で二年にわたり調査しており、国勢調査より詳しく入念な回答がなされたと考えている。国勢調査の結果は市町村ごとの失業率把握などの参考資料にしたい」としている。

2007年3月5日(月) 夕刊 4面
知事、自衛隊機で尖閣視察/13日予定
 仲井真弘多知事が十三日に尖閣諸島を自衛隊機で視察することが五日、分かった。仲井真知事は「(尖閣諸島は)沖縄県の住所地でもあり、領土全体を視察するということだ」と説明している。知事の尖閣視察は歴代で初とみられる。

 府本禮司基地防災統括監によると、仲井真知事の意向を受け、防衛省自衛隊沖縄地方協力本部(那覇市)に一月ごろに協力を打診。航空自衛隊のU4航空機を使用し、上空から視察する方向で調整しているという。

 視察の趣旨について府本統括監は「知事の県内の米軍基地視察の一環でもある」と説明。自衛隊機を使うことについては「船で行くには時間がかかるし、民間機をチャーターするわけにもいかない。時間的にも自衛隊の協力を得て、自衛隊の案内で飛ぶのが一番視察しやすい」としている。

 尖閣諸島には、米軍提供施設の黄尾嶼射爆撃場と赤尾嶼射爆撃場があり、いずれも石垣市登野城に当たる。両射爆撃場は無人島で、島全体が米海軍の射爆撃場として提供されているが、一九七九年以降、訓練実施は確認されていない。

 仲井真知事は五日午前、県庁で陸上自衛隊西部方面総監の林直人陸将と面談し、尖閣視察の意向を明らかにした。

F15訓練移転開始 嘉手納の5機福岡に
再編初 空自と合流

空自築城基地に着陸した米軍嘉手納基地のF15戦闘機=5日午後1時10分、福岡県築上町(市川雄輝撮影)    2007年3月5日(月) 夕刊 1・5面

 【福岡県で市川雄輝】在日米軍再編計画に盛り込まれた、米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機の初の本土移転訓練が五日、福岡県の航空自衛隊築城基地(同県築上町など)を拠点に始まった。嘉手納を離陸した五機のF15が同日午後一時すぎ、築城基地に着陸、三日にC130輸送機で飛来した先遣隊や、共同訓練相手の空自と合流した。五日は地上で訓練要領を確認、六日から空中戦闘訓練に入る。基地を見渡す公園やゲート前では、反対派の市民らが抗議の声を上げた。

 今回の訓練は、移転先に決まった全国の空自六基地で初の実施。昨年日米間で合意された再編計画に盛られた一連の負担軽減策の中で、初めての「実績」となる。

 ただ米軍は二月から最新鋭ステルス戦闘機F22Aラプターを嘉手納基地に一時配備するなど、抑止力維持を最優先しており、嘉手納基地周辺自治体で、騒音をはじめとする基地負担が実際に減るのかどうか先行きは不透明だ。

 国は年度内実施に間に合わせるため、築上町など地元三市町と先月二十六日、訓練受け入れに当たって年間の訓練日数などを盛り込んだ協定を締結。ぎりぎりの「駆け込み合意」で実現した。

 共同訓練は空自の同型機四機も加わり、九州沖の東シナ海や日本海、四国沖の太平洋の三空域で、空中戦を想定して繰り広げ、八日に終了する。早朝、夜間訓練は行わない。

 築城基地を使用した日米共同戦闘訓練は二○○二年以来。

 日米両政府は、米軍の嘉手納、三沢(青森県)、岩国(山口県)各基地から、空自の千歳(北海道)、三沢、百里(茨城県)、小松(石川県)、築城、新田原(宮崎県)の六基地に訓練移転することで合意している。

 福岡防衛施設局は築城基地内に米軍と地元自治体の調整に当たる現地連絡本部を設置。訓練期間中、同基地内に宿泊する米兵約五十人が外出する際には、地元感情に配慮し施設局職員らが付き添うという。

     ◇     ◇     ◇     

築城住民「米軍来るな」/警戒と不信感交錯

 米軍再編で、沖縄の負担軽減策の第一弾となる米軍嘉手納基地のF15戦闘機の本土移転訓練。初めての訓練が始まった五日、移転先の福岡県・築城基地周辺では、「米軍は来るな」と抗議行動が展開された。一方、送り出す側の嘉手納基地周辺でも、「今さら」「たった五機では何も変わらない」と、冷めた反応が目立った。「実績」をアピールしたい国の思惑とは裏腹に、警戒感と不信感が交錯した。

 福岡県行橋市松原の築城基地を見渡す空き地。午前八時すぎから、京築地区労連や安保破棄京築実行委員会のメンバーら約二十人が集まり、抗議の「監視行動」をした。

 「築城基地に米軍は来るな」の横断幕を前に、同委員会の徳永克子市議は「過去、ここでは共同訓練が何度も繰り返されたが、嘉手納の訓練移転に伴う今回は質が違う。この基地の軍事的な重要度が高まった事実を直視しなければならない」と訴えた。メンバーらは「米軍は来るな」とシュプレヒコールを上げ、空をにらんだ。

 また、「平和といのちをみつめる会」のメンバー約二十人は、基地のゲート前で抗議の座り込みをした。

 一方、嘉手納町議会基地対策特別委員会の田仲康榮委員長は、最新鋭ステルス戦闘機F22Aラプター十二機が嘉手納基地に配備されている現状を挙げ、「嘉手納は常に外来機が飛来している。たった五機のF15が本土で訓練しても住民の負担軽減にはつながらない」と批判した。

 築城基地で実施される自衛隊との共同訓練について、「米軍は住民の負担軽減を建前にしているが、本当の狙いは日米軍事同盟の強化だ」と指摘した。

 嘉手納基地の北側滑走路修復工事のため、米軍機の離着陸が集中する南側滑走路の飛行ルートの真下にある北谷町砂辺地区。松田正二区長は、「再編合意からだいぶ時間がたち、今さらという感じ。パラシュート降下訓練やF22の配備など、米軍はやりたい放題。今回の訓練が負担軽減につながるかは、信用できない」と話した。

 嘉手納町東区の島袋敏雄区長は、「本当に負担軽減になるのか見極めたい。国は地元の要望を真摯に受け止めてほしい」と要望した。





3月4日(日)
琉球新報  (3/1 16:02)

揺れる海へ平和の祈り ピースミュージックフェスタ!辺野古

ピースミュージックフェスタ!辺野古’07怪演した渋さ知らズ=25日、名護市辺野古の海岸

 ピースミュージックフェスタ!辺野古’07(同実行委主催)が2月24、25の両日、名護市辺野古の海岸で開かれた。昨年に続き2度目の開催。米軍の新基地建設反対のメッセージが底流に流れつつ、民謡、レゲエ、ロック、ジャズ、ラテンなど音楽の種類を超えた県内外27組が参加。両日で約1000人が訪れた。種類は違えどそれらの音楽が奏でたのは愛、平和、煩悩、自由、孤独といった人間にまつわるエトセトラ。海は黙って聴いていた。 舞台は砂浜にある米軍の鉄条網のすぐ横。晴天の24日から一転、雨まじりの曇天の25日は、新良幸人、カチンバ1551、渋さ知らズ、ソウルフラワーユニオン、U―DO&PLATYなどが出演した。
 1989年から東京を拠点に活動する渋さ知らズ。バンドマスターの不破大輔を中心に、ミュージシャンや舞踏家総勢50人が集まる音楽集団だ。ジャズ、ロック、演歌などが分別不可能にオーケストラのただ中に。
 ソウル―の中川敬の歌は魂の叫び。人間の自由と尊厳を求める歌は湾の向こうまでこだました。
 代表の平野雅章、知花竜海、伊丹英子が語っていたのは、基地問題という政治、社会的メッセージを絡める難しさ。若者へのアピールの困難さ、地元でない人間が基地反対を主張してもいいのだろうかという戸惑い。揺れながらも一つ確かだったのは「この海に一人でも多くの人が立ち、何かを考えてほしい」という一点だ。
 渋さ知らズの不破は「(ここに)住んでいないし、まあ(基地)反対だろってことだけど、それ言っちゃうとね。でも基本的には基地のない生活、したいですよね」。自身、住む街の近くに厚木基地がある。「戦闘機みたいなのがぶわーって来た時に、ノイズミュージックっていう騒音集めた音楽があるんだけど、それなんかよりもっとすごい音なのね。やっぱ、ない所がいいですよね」

金武町長が抗議 住宅地上空旋回飛行

金武町上空の戦闘機旋回問題で佐藤勉那覇防衛施設局長(右)に抗議する儀武剛金武町長=2日午後、那覇防衛施設局

 儀武剛金武町長は2日午後、那覇防衛施設局に佐藤勉局長を訪ね、2月26日から連日続いている住宅地上空の米海兵隊戦闘機による旋回訓練について、あらためて住宅上空の飛行中止を求め強く抗議した。
 佐藤局長は、「決められた高度を守っている」との回答が米軍からあったと説明し「やめろと言えない立場だが、住民生活への配慮は繰り返し言わないといけない」と述べ、5日に今回の問題も含めて在沖米軍高官に申し入れる考えを明らかにした。
 席上、儀武町長は、町独自で測定した結果、27日に最高で95デシベルの騒音があったと指摘。2日にキャンプ・ハンセンで発生した山火事にも言及し「金武町にとって異常事態宣言だ。爆発寸前で、こんな訓練は過去に考えられない。日本政府として米国に強く抗議しているのか疑わざるを得なくなる」と話し、何度抗議しても改善されない現状に怒りをぶつけた。
 儀武町長は要請後、記者団に対し、3月中に自らが会長を務めるキャンプ・ハンセンに関する3町村連絡協議会(金武町、宜野座村、恩納村で構成)を招集し、抗議も含めて対応を協議することを明らかにした。県とも連携する意向。
 要請で儀武町長は今回の住宅地上空の戦闘機旋回訓練は、米軍ヘリ沖国大墜落事故や2006年の嘉手納基地所属F15戦闘機の洋上墜落事故を想起させ不安を与えたと指摘した。
(3/3 10:21)

沖縄タイムス  2007年3月4日(日) 朝刊 27面
F15 あすから本土訓練/嘉手納出発
 在日米軍再編計画に盛り込まれた、米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機の本土移転訓練が五日から、航空自衛隊築城基地(福岡県築上町など)で始まる。移転先に決まった全国六基地の中で初の実施となる。空自との共同訓練で、八日まで空中戦訓練を展開する。先遣隊のC130輸送機二機は三日、嘉手納基地を出発した。

 米側からは第18航空団のF15戦闘機五機、パイロットや整備士ら約五十人が参加。空自からは第八航空団(築城基地)の同型機四機と、西部航空警戒管制団(春日基地=福岡県)などが加わる。

 今回の訓練は、昨年日米間で合意された再編計画に盛られた一連の負担軽減策の中で、初めての「実績」ともなる。

 嘉手納基地周辺自治体では「日本政府が受け入れ先自治体を説得した成果」(宮城篤実嘉手納町長)とおおむね歓迎する。一方、今回は訓練参加が五機と小規模とあって、負担軽減がどの程度のものか、疑問視する声もある。

 訓練物資や整備士らを乗せたC130輸送機は、築城基地に同日夕方までに着陸した。嘉手納のF15戦闘機は訓練当日の五日、同基地入りする予定。九州沖の東シナ海や日本海、四国沖の太平洋の上空で、空中戦形式の戦闘訓練を実施する。夜間訓練の予定はない。

 日米両政府は、年度内の移転訓練実施を目指し、対象を嘉手納から近い九州の二基地に絞って地元と協議を続けてきた。先月二十六日、福岡防衛施設局が築上町など地元三市町との間で、年間の訓練日数などを定めた協定を結び、築城での初実施にこぎ着けた。

 


3月2日(金)
沖縄タイムス
2007年3月2日(金) 朝刊 1面
新石垣空港/未契約地強制収用へ
 仲井真弘多知事は一日の県議会(仲里利信議長)一般質問で、新石垣空港建設予定地の用地取得に関し未契約となっている約五十七万平方メートルについて、強制収用を視野に入れた手続きを始める方針を明らかにした。今月末、土地収用法に基づき、石垣市で事業説明会を開催する。県は二〇〇六年度から用地取得を始め、〇七年度中の全用地の取得を目指している。新空港建設に反対する地権者などからは、強制収用を視野に入れた手続きの開始に反発も予想される。

 仲井真知事は、辻野ヒロ子氏(自民)の質問に対し、「今後とも誠意をもって任意交渉を重ねていくが、用地交渉が難航することも予想される。今後は、事業認定手続きなど、土地収用法の活用も視野に入れた対応をしていく」と述べた。

 二月末現在の同空港予定地の用地取得状況は、取り付け道路などを含む空港事業全体面積(約百九十五万平方メートル)のうち約百二十六万平方メートルを取得。取得確実な国や県などの公的機関所有の土地(約十二万平方メートル)を合わせると、約百三十八万平方メートルとなり、取得率では約71%となる。

 しかし、事業には理解を示しているものの土地単価への不満などで契約していない地主が約八十人いる。さらに、新空港建設に反対している共有地権者のうち約六百四十人からは同意を得ていない。

 新空港の滑走路は二千メートルで、中型ジェット機の就航が可能になる。建設に向けて〇六年十月に起工式が行われ、一二年度末の供用開始に向けて工事が進められている。

     ◇     ◇     ◇     

[解説]
12年開港への布石/地権者反発で難航も

 新石垣空港建設に向け、県が三月末に土地収用手続きに着手する方針を固めたのは、二〇一二年度末の開港に向けた整備スケジュールを確実に進展させたいとの判断がある。

 ただ、実際に土地収用を実施するには、国の事業認定を受けた後、県収用委員会で約二年間の審理が必要となる。県は手続きを始める一方、引き続き地権者と交渉を続け、当初の目標である〇七年度中の全用地取得に全力を挙げる考えだ。

 県は〇六年にスタートした用地交渉では地権者に対し、事業内容を説明し、理解を求めてきたと判断。地元からの早期開港への期待などもあり、手続き開始について、県幹部は「県の対応は理解してもらえる」と説明する。また、仲井真弘多知事が、公約で新空港の早期整備を掲げていることも大きな要因となった。

 しかし、手続きの開始に対して、事業には理解を示しながらも土地単価への不満などで契約に応じていない地主や、環境保護の立場から事業に反対する六百人余の共有地権者が反発し、用地取得交渉が今後、さらに難航する可能性も否定できない。用地取得に向けて、県にはより一層の説明責任が求められる。(政経部・島田尚徳)

地権者驚き「拙速」/市・観光関係者は歓迎

 【石垣】仲井真弘多知事が一日の県議会で、新石垣空港建設に向けた土地収用手続きを三月末にも開始する意向を表明したことに、未契約地主らは「強制接収はあまりにも早すぎる」と動揺した。環境への影響を懸念し新空港建設に反対している共有地主も、「県は十分な説明責任を果たしていない」と不満をもらす。一方、市内の観光関係者らは「早期開港に向けた県の強い意志が見える」と歓迎した。

 大浜長照石垣市長は同日、「(土地収用手続きの着手は)やむを得ないものと冷静に受け止める。未契約地権者は円満な用地取得の解決を心からお願いしたい」とのコメントを出した。

 土地の買い取り価格をめぐって県と調整中という男性は「担当者と話をしているが、土地収用手続きが始まるというのは寝耳に水だ」と驚きを隠せない。「建設には反対していないし、収用されるとなれば従うしかない。しかし土地は生活の糧であり、きちんとした交渉の時間を確保してほしい」と要望する。

 建設予定地内に農業法人で土地を所有する経営者は「あまりに拙速すぎるのではないか。かえって未契約者の反発を招きかねない」と疑問視した。

 新空港設置許可取り消し訴訟を起こしている八重山・白保の海を守る会の生島融事務局長は「言語道断だ」と断じた。県が空港設置許可申請で国へ提出した土地確保の確約書で、県が有権者へ粘り強く説明すると明記したことを指摘、「いまだに十分な説得は受けていない」と反発した。

 同会は今後、県に対し土地収用手続きの開始について抗議するとともに、国にも確約書の順守を要請する。

2007年3月2日(金) 夕刊 7面
米軍、文化財調査を拒否/沖縄市の要請に
 【沖縄】返還が予定されている米軍基地内で、沖縄市による文化財の立ち入り調査を米軍側が拒否し続け、東門美津子市長による直接要請も受け付けない状態であることが二日、分かった。同市議会で市が説明した。

 返還予定地は沖縄市と北中城村にまたがる米軍キャンプ瑞慶覧ロウワープラザ地区とライカム地区の計二十三ヘクタールで、一九九六年の日米特別行動委員会(SACO)で二〇〇七年度末までの返還が合意されている。両自治体は〇五年九月に立ち入り申請したが、米側はこれを拒否、その後の進展はみられないという。

 市教育委員会の津波古保教育部長によると、米軍は「国と県と調整中で、市とは対応できない」と返答した。

 返還地の文化財確認作業は跡利用計画に大きく影響することから、市教育委員会は今年二月、在沖米海兵隊外交政策部に対し、「市長が直接要請したい」と申し入れたが、同様の理由で面会にも応じないという。島袋芳敬助役は「跡地利用に支障がないよう、市の状況を国や県に引き続き働き掛けていく」と述べた。

 県基地対策課によると、県としても沖縄市の基地内立ち入りを認めるよう米軍と外務省、防衛施設庁に申し入れているが、まだ回答がないという。



3月1日(木)

★3月1日〜5日まで韓国(平澤・梅香里)に行ってきます!!
ので、辺野古の日記はお休みですが、
ジュゴンの家日誌は更新していきますのでお見逃しなく!!
琉球新報  (3/1 9:57)

社会

米戦闘機がごう音 役場に苦情相次ぐ

 【北部】金武町、宜野座村、恩納村の上空で28日午後、米軍戦闘機による旋回飛行訓練が実施された。訓練は26日、27日から連続して行われており、同3町村役場には住民から苦情や問い合わせの電話が相次いだ。那覇防衛施設局が空軍、海軍、米海兵隊に訓練についてそれぞれ照会したところ、米海兵隊所属の戦闘機2機が金武町周辺を飛行したとの回答があった。
 実施部隊や使用機は運用上の理由によって明らかにされていないという。空軍、海軍は金武町上空での飛行はなかったと回答した。施設局は海兵隊に対し航空機運用の際は周辺住民の生活に配慮するよう申し入れた。
 宜野座村から金武町にかけての上空では同日午後4時ごろ、数機の米軍戦闘機が約1時間旋回を繰り返すのが見られ、ごう音が鳴り響いていた。
 宜野座村役場には村民から「音がうるさい」と苦情の電話が寄せられ、同村は那覇防衛施設局に抗議し訓練内容について説明を求めた。同村役場企画課の基地担当者は「戦闘機が村上空で訓練するのは前例のないこと。施設局は状況を至急報告してほしい」と語った。
 金武町では同日午後1時ごろ、同町並里区事務所に住民からの問い合わせの電話が寄せられた。同区の與那城直也区長は「繰り返し旋回し非常にうるさい。たまったものではない」と憤った。恩納村役場にも住民から問い合わせが寄せられた。

(3/1 9:57)



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 沖縄・名護・辺野古の美しい海を埋め立て作ろうとしている新しい軍事基地建設を止めさせるために、おばぁたちが座り込みをはじめてから8年と600日以上。その怒りを正面からうけとめもせずに国は、ムリヤリ、かなりボーリョク的に着手し、調査のために建てられた5コのやぐらは、すでに海中のサンゴをふみくだいている。日本の各地で、世界で、この基地を作ることに対し、抗議の声がうずまいているとゆーのに。

 今、辺野古では、陸上での座り込み、海上・海底でのカヌーや船を使った阻止行動がつづけられており、那覇、大阪、京都、名古屋、東京では座り込みなどで辺野古のことを訴える活動が広まっている。これらを通じて辺野古を知り、これをじぶんの問題として重くうけとめた若者たちが辺野古にあつまり「カヌー隊」として活躍しはじめているところだ。

 弟のシュウは、船の免許をとり、「阻止船」を操縦している。巨大な作業船が辺野古に現れた日、通らせまいと、台船の進路に立ちはだかったが、台船は停まらず、シュウの船は何十倍もの大きさのその船に突撃、間一髪転ぷくはまぬがれたという。数年まえまでいわゆる「不登校」だった弟は、幸運なきっかけを得て、沖縄に行き、沖縄のかかえる問題を知り、辺野古のおばぁ達に出会った。おばぁ達に、学校では教えてくれないいくつものことをおそわり、「戦(いくさ)やならん、命どぅ宝(ぬちどぅたから)」とおそわった。これ以上、おばぁたちに、基地を苦しみを座り込むことをおしつけたくない、たった1人になってもここに立って止めよう、命をはってでも、と決めた。しかし、台船にぶつかる瞬間、シュウの頭をよぎったのは「かならず、生きぬいて帰ってきなさい、なにがあっても」という、おばぁのコトバと、大切な人たちの顔の走馬灯。死ぬわけにはいかない。なにがあっても生きていること、それ以上に価値あるものはない。おばぁの言葉の意味すること。弟の死がもたらす悲しみは、おばぁたちをも殺しかねないのだ。

 恋人のユウスケは、カヌー隊で、海上でのすわりこみをするため、名護でくらしている。ある日、仕事をやめ、彼は「辺野古に行こうと思う」と言った。それは、唐突ではあるがまるで必然のようだった。生活=お金のための生活をやめて、イメージに近いほうを選ぼうとしていたユウスケ。辺野古のことは知っていた。基地ができれば、もちろん自然はこわされ、それ以上に人がたくさん死ぬ。ねがいは、ただ、「幸せになること」。だからこそ、目の前に見えている脅威を見てみぬふりをして自分を偽ることはできない。ほんとうに幸せになりたいから、止めに行く。それが、ユウスケのイメージだ。ものすごくシンプルに、「好きな人を失いたくない、悲しませたくない」から、この不穏な世の中の流れを止めるために動く、その中でいま1番焦点になっているのが辺野古だったのである。

 カズマサ君は、仕事をやめてから、地元・名古屋と辺野古を行き来し、名古屋では街頭アピールなどで広め、辺野古では、はげしく船酔いしながらも必死で阻止行動をしている。

 サチコは施設局側の作業員との攻防で1度、指を3cmきり、流血したが、今日も笑顔で海に出て行き、カヌーをこいでいる。

 彼らは全員20歳代だ。若いからと言って失うものがないわけではない。仕事も、恋人もギセイにしてきている。
家族や友人の理解が必ずしも得られるわけではない。経済基盤も保障ももちろんない。
彼らはなにも好き好んで「たたかい」に来ているのではない。それぞれの意志で来ているのは確かだが、闘いたくて
闘っているわけではないのだ。ほんとうなら、好きな人と好きな場所で心おだやかに暮らしたい。
世の中が本当に平和なら、やりたいことは他にもっとある。
 それでもかれらが辺野古に来るのはなぜか。
 どうしても、今止めなければならないから。
 人の命をなんとも思わない人々がゆるせないから。
 命が大切と言うことだけは、どーしてもゆずれないから。

 私自身は東京で店を持ち、そこから発信していくために東京でやることに決めたため、辺野古には行けない。
先日も顔を蹴られるなどの暴行をカヌー隊メンバーが作業員から暴行を受けたとの報道があった。
東京で、はなれた場所でそのようなニュースを耳にすると、怒りとかやりきれなさが体中をうずまいて
いてもたってもいられない気持ちになります。今すぐにでも辺野古に行きたい。
 ケガさせられたり、あるは殺されたり、捕まったり。自分の大切な人がそんな目に、いつ合わされるか分からない状況
の中で、日常をおくらなければならないのが辛い。はなれていて手と足もだせない、叫んでも届かないのが辛い。
 ものすごく個人的な話ではある。
でも、自分の大切な人のいのちが大切なのは、誰でもあてはまるはずである。
自分の周りの人を大切に思うことと、戦争をなくそうと思うことは同じことだ。
大切な人が死んだらイヤだ。だから 戦争はやめよう、基地はいらない。
足りないのは、あと少しの想像力。イラクやアフガニスタンで、パレスチナで、亡くなった人々の周りの気持ち。
周りの人々のきもち。悲しくないわけがない。怒りがわいてこないわけがない。

 もう一度 問いかけます。辺野古の若者たちの「命を守るたたかい」にあなたは何を思いますか。 
 私たちは、辺野古で闘う若者たちの友人・知人・家族として、彼らの生活を支えるためのカンパを訴えます。
彼らが心置きなく行動するためには、1人・1ヶ月の生活資金・5万円ぐらいかかります。5万円×5〜6人を毎月作りたいと思っています。

 東京の「街」では、できるだけ多く地域の人たちが参加してくれるために「100円カンパ」を始めました。
 家族会も結成されました。

 ご協力をよろしくお願いいたします。
 太田武二(命どぅ宝ネットワーク)、ヨッシー(友人)、佐竹周一(友人)、中馬由紀子(友人)、中野高(友人)、富田直子・剛・翔子(家族会)、赤羽則子(家族会代表)、ハネやん(家族会)、末木(家族会)、
1/15 現在
郵便局 10020−84023361
赤羽 則子